弁理士からのメッセージ

弁理士 東 寛史(平成30年入所)

YKIに入所するまで

大学を卒業後、半導体製造装置のメーカーでエッチング装置の開発・設計の業務を行っていました。その後に勤めた特許事務所では主に自動車関連の特許の明細書作成などに携わりました。そして、弁理士試験に合格後、YKIに入所しました。

YKIを選んだ理由

前職での経験を活かせる場所を探して、自動車関連の特許出願を多く扱っている特許事務所であるYKIに応募しました。

YKIでの業務

主に自動車関連の特許の明細書作成や中間処理業務を行っています。以前の特許事務所ではエンジンや吸気装置や排気装置の関連の特許に偏っていましたが、YKIではエンジンや吸排気装置のみならずモーターやバッテリー、フレームやドアや内装品やラジエータなど幅広い技術分野の特許について担当しています。また、明細書作成に当たって客先に出向いて直接面談したり、TV面談をしたり、発明者に直接電話で問い合わせをすることも多くあります。

入所後の感想

以前の特許事務所に比べ、YKIは非常に風通しが良い事務所であると感じました。また、明細書等の質を確保するために所員の弁理士を指導する体制がしっかりしている事務所であると感じました。

弁理士としての今後

現状では先輩の弁理士の指導を受けながら業務を行っていますが、明細書等の修正の指摘を受けないように弁理士として能力を高めていきたいと考えています。また、自動車関連のみならず更に幅広い技術分野について業務を行えるよう技術理解力を高めていきたいと考えています。そして、お客様に心から満足して頂けるような信頼される弁理士を目指して精進していきたいと思います。

弁理士 関原 亜希子(平成28年入所)

YKIに入所するまで

YKIに入所するまでは、ゲームメーカの知的財産部で商標業務に携わっていました。国内手続きは代理人を介さず、外国手続きも国によっては現地代理人へ直接依頼するような体制でしたので、企業にいながらも様々な経験を積むことができました。

出産・子育てを経て、ふと気付けば入社から10年以上経過しており、この頃から、以前より漠然と考えていた「いつかは事務所で!」という気持ちが段々と強くなっていきました。
そして、もっとキャリアを伸ばしたいという思いを実現するためにも、転職しかないと決意するに至りました。

YKIを選んだ理由

企業で働いていた時には、国内外案件ともに担当しておりました。YKIでも幅広く国内外案件を担当できるという点で、自分の経験を活かせそうだと思いました。

また、採用面接の際、所長を始め計5名が登場してくれました。面接は、色々な話を教えてくれ、聞いてもくれ、賑やかで笑いの絶えないものでした。

大変活気があり、勢いのある職場であるように感じましたので、入所を決めました。

入所後の感想

面接の際、ひと通りの話を聞いており、実際にほとんどがその通りでしたが、クライアントへのレスポンスや所内事務部門とのやり取りがとても速いのに驚きました。

次から次へと対応していくスピードが求められます。入所してすぐの頃はなかなかついていけませんでしたが、半年経った今、随分慣れてきたように思います。

YKIでの業務

採用面接で聞いていた通り、国内外案件ともに担当しております。いままでの経験がそっくり活かせる業務もありますが、外国事務所から依頼されるマドプロ案件の中間処理などは、もっと多くの経験を積まねば、と感じております。

商標チームは、クライアントと直接会うことを重要視しており、また、外部のセミナーなどにも各自の意思で参加することができるなど、外出する機会は結構多いです。所内にいるときは、何時間も誰ともしゃべらずひたすら案件に没頭していることもあります。一方、わからないことがあるときには気軽に誰にでも相談できる、という恵まれた環境でもあります。また、フレックスタイム制度も、子育て中の身には大変ありがたいです。

弁理士としての今後

クライアントにとって何がベストか?という点を常に考えられる弁理士でありたいと思っています。
そのために必要とされる、豊富な経験・知識及びコミュニケーション能力を身に着けるべく、日々努力していきたいです。

弁理士 三村 隆(平成27年入所)

YKIに入所するまで

情報機器の会社に勤務していました。その会社で、研究開発部にて開発業務を行い、半導体事業部にて設計業務を行い、その後、知的財産部にて特許の出願・権利化業務等を行っていました。開発設計業務をしていた頃は、自分自身が発明者として弁理士に説明をする立場でした。

知的財産部での業務では、最適な特許取得のために、発明者と弁理士との間に入って調整を行う立場でした。今は、弁理士として、企業の知財担当者様、発明者様とコミュニケーションをとりながら明細書作成や中間処理を行う立場ですので、当時自分自身が知財担当者、発明者であった経験が非常に役に立っていると思っています。

YKIを選んだ理由

面接の際に、YKIの弁理士・特許技術者は、国内担当、外国担当といったように担当が決まっているわけではなく、様々な案件を担当できることを知りました。自分は、様々な案件を担当して経験を積みたかったので自分に合っている事務所だと思いました。

また、YKIは、外国の代理人との交流が盛んであり、グローバルに仕事をしていける点も魅力でした。さらに、事務所の場所は吉祥寺であり、都心まで時間をかけて通勤しなくても良い点も魅力でした。

YKIでの業務

現在は主に、国内明細書作成、国内案件および外内案件の中間処理を行っています。各案件の期限、処理時間等を考えながら、毎日どの仕事を行うかを自分で考えて進めています。進めていく中で、どうしたら良いかわからないことも多くありますが、そのような場合は、周りの先輩方に教えてもらっています。YKIでは、会長、所長、副所長、ベテランの先輩方といった多くの方から指導を受けることができます。

勤務はフレックス勤務で、私の場合は大体9:00~19:30で勤務しています。子供が、今年、小学校に入学したのですが、それまでは子供を保育園まで送ってから出勤していました。勤務時間を柔軟に調整できるので、とても助かっています。

弁理士としての今後

品質を維持しながら、処理速度を上げていきたいと思っています。1人でも多くのクライアントに、三村さんに頼んで良かったと思って頂けるように、精進していきたいと思っています。

弁理士 塩谷 昌史(平成27年入所)

YKIに入所するまでの経緯

大学・大学院では、素粒子理論を研究し、素粒子が持つ対称性を自発的かつ動的に破る模型で博士号を取得致しました。この研究は、ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎博士の理論に基づきます。

その後、大阪の大手の特許事務所に入所し、10年程、内外の依頼人の特許出願や中間処理を担当してまいりました。より自由かつ主体的に仕事を行いたいと思い、事務所の移籍を決意致しました。

YKIには、前の事務所で一時期共に働いていた先輩弁理士の方が所属しておられました。そして、その方の実務能力の高さも知っていました。

また、前の事務所での外国研修の際にYKI所属の弁理士の方と知りあい、YKIの雰囲気等を教えて頂く機会に恵まれました。それらの情報に基づき、YKIなら主体的に本格的な仕事ができるのではと考え、入所を決めました。

YKIの指導による実務能力の向上

入所後に会長、所長、副所長に明細書を添削して頂いて、指導やアドバイスを受けるという幸運に恵まれています。

その指導により、自分に足りなかったものが少しずつわかるようになってきました。例えば、前の事務所では、論理的な考察や厳密な記載を求められた結果、記載が抽象的かつ数学的になりがちで、依頼人にとって理解しにくい文章になりがちであるということがわかりました。

会長、所長、副所長の御指導により、簡潔かつわかり易い記載が如何に大事であるかということを学び、不必要な記載を峻別する能力も備わってきたのではと考え、大変感謝しております。

仕事のやりがい

YKIは、日本でも代表的な企業の特許、しかもそれらの企業の心臓部ともいえる技術分野の特許をたくさん扱っています。そのような特許に携われるということに、やりがいを感じます。

また、それらの特許について作成した明細書が依頼人に受け入れられて、特許出願がされたときの充実感は、かけがえのないものです。

弁理士としての今後

YKIで指導頂いている簡潔で分かり易くて正確な記載を論理的かつ数学的な思考に融合させることによって明細書作成で依頼人に満足して頂けるスタイルを生み出すべく日々精進していければと考えています。

また、日本及び外国の法律に精通して、依頼人に信頼されるようになれればと考えています。

弁理士 葦原 エミ(平成24年入所)

YKI入所のきっかけ

弁理士を続けるか、ということも含め、人生に迷ってしまった時期がありまして(笑)。尊敬する弁理士さんに「話を聞いてほしいとお願いしたら、「葦原さんみたいに、通常業務だけじゃなくて、国際的な活動も、弁理士会のような公の活動も、あれもこれもやりたい人が相談すべき相手は、吉田研二(現YKI会長)さんだよ」と言われ、そうかなぁ、と。迷った末、時間をいただきたいとお願いし、何を相談するでもなく、いろいろ思っていることなど話していたら、「あなたがYKIに入ったとすると~」というお話になりまして。当時、商標弁理士の募集はなかったのですが、結局正式に面接を受けることになりました。面接では、「ここは譲れない」とか、「こうしたい」ということはとことん話し合い、入所を決めました。

入所後の感想―YKIってどんなとこ?

会長・所長が、個別案件をちゃんと担当・チェックしているのに驚きました(笑)。特に、会長については、入所前は「アジア弁理士協会会長」のような”外交的”な仕事だけしていると思っていましたので。この規模の事務所になると、トップはなかなか細かいところを見ないところも多いと思うのですが、ここは実務をちゃんとやっている事務所なんだなと感心しました。

事務所の魅力はといえば、同僚に多才で好奇心旺盛な人が多いところです。韓国語、フランス語、スペイン語、中国語、ドイツ語、ウクライナ語など、語学に堪能な人が多いですし、地球の果て(?)まで旅行に行ってしまいそうな人もいます。料理や手芸の腕がプロ級、とか、アウトドア・グッズやワインに詳しい、とか、話題に事欠きません。一見業務とは直接関係なさそうですが、世の中のあらゆる商品・役務と、ありとあらゆる言葉に関係しうる商標を扱っている商標グループからみると、この環境は「素晴らしい」の一言です。

また、何か新しいアイデアが生まれたらやってみる、ということはとても重要だと思いますが、YKIではそれがかなり自由にできるように思います。例えば、「英語をもっと使う習慣をもとう」という話になり、自主的に週に一度「英語でランチ」という集まりをやっていますが、こうした「部活」のような時間も楽しんでいます。

商標グループ

商標グループは、みんな社交的で、楽しい仲間たちです。特許事務所は固いところも多いと思いますが、杓子定規では仕事ができないし、この雰囲気はとても好きです。 難しい案件に限らず、同僚間では本当によく相談をします。みんな、かなりの仕事量を抱えているので、他人の案件について相談にのるというのはしんどいときもあると思うのですが、そのへんは、お互い、厭わずやれる良いチームだな、と思います。まれに、喧嘩のような議論になってしまうこともありますが、ひとえに真剣だからですし、ひとしきり話し合った後はすっきり、さっぱり、また、きゃぴきゃぴに戻るという感じです。ちゃんと話し合える環境は重要です。

また、業務の面でのグループ全体のポリシーはしっかりしています。「どんな商標も国境をまたぐ可能性がある。その前提でクライアントとは接する」という点はしっかり共有しています。国内外両方を視野にいれた適切なアドバイスには勉強が必要ですから、国内外の制度について勉強したり、語学力を磨いたり、と日々切磋琢磨しています。

YKIでの業務

私自身はYKIでの業務の他にも、弁理士会・アジア弁理士協会の活動や、知的財産管理技能検定の試験委員、執筆、国内外でのセミナーなど、いろいろ外部活動もやっているので、所内にいる時間はかなり不規則です。夜遅くまでの残業や休日出勤もけっこう好んでやってしまうこともありますが、その分、バカンスはしっかり取ります。YKIの中でもかなり変わり種かとは思います。

担当する案件は、国内外から日本にくる案件のみならず、国内企業の海外商標に関する相談も多く、一日の業務内でのタイム・マネージメントは本当に重要だと思っています。海外と頻繁にコンタクトをとっている方々はおわかりだと思いますが、アメリカ案件があれば、早朝コンタクトしなければならないこともありますし、昼は日本のクライアントのみならず、アジアの各国がフルに動きますから、どう優先順位をつけるかが勝負、夕方4時か5時ぐらいからヨーロッパが始まり・・・、といった感じで、毎日が時間とのにらめっこです。i-phoneに何カ国もの時刻を表示させてみています。また、どんなときでもすぐに相談できるように、海外代理人とのコミュニケーションは本当に大切にしています。

弁理士としての今後

たまたま、弁理士という肩書きの仕事についてしまいましたが、何をやるにしても「クライアントの皆さんに笑み(エミ)を与える仕事をしたい」という信条でいますので、「弁理士だから、これはやらない、あれはやる」といった気持ちはありません。個人でも企業でも、商売をする→ブランドを展開するには、商標等の問題は避けて通れないので、それに向き合うためにはどうすればよいか、といったアドバイスが幅広くできれば、と思っています。
ただ、国家資格としての弁理士は、本人に代わって手続きをする、非常に重い責任のある仕事なので、その自覚は常に持つようにしています。
とはいえ、弁理士である以前に、人間としても成長しないと、面白い仕事はできないので、もっと違った分野の勉強もしていかねば、と思う日々です。

弁理士 中村 琢磨(平成23年入所)

YKIに入所するまでの経緯

YKIに入所する前は、電機メーカの生産技術部で勤務していました。そこでは、製品に組み込まれる電子基板を検査するファンクションチェッカーと呼ばれる検査機の設計を主に行っていました。
かねてより、専門的な知識を活かした仕事をしたいと考えていたところ、以前の職場で受けた特許研修において弁理士という職業があることを知りました。弁理士であれば、専門的な知識を活かすことができ、且つ、今まで培ってきた技術的知識も活かすことができると考え、弁理士を目指すことになりました。
そして、弁理士試験に合格したことをきっかけに、特許事務所に転職することを決意しました。

YKIを選んだ理由

以上のような経緯ですので、転職を決めた時点では、特許関係の実務を全くやったことが無い状態でした。0からのスタートになるわけですから、特許事務所に入っても戦力になるまでしばらく時間がかかることは分かっていました。
したがって、特許事務所を選ぶに当たり私が一番重視したのは、教育・研修制度でした。とは言うものの、別業界からの転職でしたので、どの事務所が教育制度がしっかりしているか等の情報はあまり得られず、事務所のホームページや求人情報、或いは転職エージェントからの情報に頼る他ありませんでした。しかし、後述のように、私が重視したポイントにおいてYKIを選んだのは間違いなかったと思っています。

入所後の感想

YKIにおいては、各弁理士・技術者にはパーティションで区切られたスペースが与えられます。当該スペースは十分に広く、ストレスを感じることなく業務を行うことができます。
入所後しばらくの間は、担当全案件について先輩弁理士によるチェックを受けます。私は全くの未経験でしたので、明細書の書き方等、基礎から教え込まれることになりました。諸先輩方には、指導のために惜しみなく時間を割いていただきました。そのおかげで、初心者の私でも実務能力を身につけることができたと思っています。

YKIでの業務内容

大手の特許事務所においては、例えば国内案件と外国案件を担当する弁理士が分かれている等、業務が分担されているという話を聞いたことがあります。YKIにおいては、このような分担はなく、国内案件の明細書作成や外内・内外を含む外国案件の対応を含む幅広い業務を一人の弁理士が担当することができます。
業務の幅が広いということで、当然ながら必要とされる知識・スキルは多くなりますが、逆に言えば、業務を通じて幅広い知識・スキルを身につけることができます。
YKIでは、知識・スキルを得るためのサポートとして、定期的に所内研修が開催されます。研修内容は、特定の技術内容の説明や外国法制、或いは日本語の使い方に至るまで多彩な内容となっています。

弁理士としての今後

身につけるべき知識・スキルはまだまだあると感じています。業務や研修を通じて、或いは自己学習により知識・スキルを磨いていきたいと考えています。そして、それらの知識・スキルをお客様のお役に立てることができれば良いと考えています。

弁理士 川鍋 崇(平成22年入所)

YKIに入所するまでの経緯

YKIに入所する以前は、別の特許事務所で特許明細書の作成と中間処理を担当していました。幅広く国内外の案件に携わりたいと思い、転職を決意しました。転職活動を行うにあたって、自主性が尊重される、世代が異なる様々な弁理士がいる、規模は小さくないが大き過ぎない等の点を重視しました。ホームページを見たときのYKIの印象と実際に面接を受けたときの印象から、YKIには、30年以上続く特許事務所が持つ豊かな経験と、30年以上続いた特許事務所にはなさそうな新しさがあると感じました。YKIにはベテランから若手まで様々な弁理士が所属するので、そのように感じたのかもしれません。YKIには学ぶべきことが多くあり、実務能力を高めることができると思い、入所を決めました。

入所後の感想

入所して一年間、先輩弁理士に特許明細書や意見書をチェックしてもらいながら業務を行っています。経験豊かな弁理士によるチェックは当然のごとく厳しいものであり、まだまだ勉強が足らず力量不足を痛感しています。しかしながら、そのような指導は、プロの弁理士として生きていくための今までの経験に基づく助言であり、学ぶべき点が多くあります。この点は、YKIに入所して一番良かったことだと思います。

YKIでの一日の過ごし方

9:30頃出社し、20:00頃まで仕事をしています。出社時間、退社時間は特に決められておらず、かなり自由な感じはあります。仕事上の期限は当然ありますが、自己管理ができる人にとっては仕事がやりやすい環境だと思います。所内は静かな環境で、一人当たりのスペースも広く、集中して仕事ができると思います。また、YKIには、弁理士・特許技術者が参加するミーティングあり、技術の説明、改正法の解説、実務検討等が行われ、情報の共有が図られています。YKIに入所して今まで扱ったことのない技術分野を扱うことになりましたが、ミーティングで技術の説明を受けることで理解の助けになりました。

弁理士としての今後

YKIに入所して一年が経過し、多少なりとも処理能力は上がってきたと思いますが、プロの弁理士としてまだまだ力量不足を感じています。技術理解力、実務能力を高めてより質の高いサービスを提供できるよう仕事に取り組んでいきたいと思います。

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