所内研修会

当所では、実務上の知識・経験・ノウハウを共有、承継し、弁理士・技術者の能力を向上させるために、所内研修会を定期的に開催しています。
研修会では、重要な裁判例、最近の裁判例、クライアントの出願に関する技術から明細書の作成に関する具体的なノウハウまで、幅広い内容について説明、検討が行われます。

所内研修会の風景1

例えば、最近の裁判例を題材として、弁理士・技術者が原告側と被告側とに分かれてディベートを行い、裁判における論点の抽出、説得力のある論理構成、訴訟やライセンス交渉における口頭での議論のテクニック等について検討が行われます。
このような研修会を通じて、書籍や資料を読むだけでは習得しづらい実務能力を向上させています。研修会は、テレビ会議システムを用いて東京の本部オフィスと大阪オフィスとを中継して行われるため、東京・大阪のいずれのオフィスで勤務していても参加可能です。

所内研修会の風景2

また、中堅・新人の弁理士・技術者を対象にした勉強会を定期的に開催しています。勉強会では、自分が担当した案件(例えば明細書作成や拒絶理由通知への対応)について、どのように処理するのかについて説明し、他の参加者がそれを題材として自分の考えを述べ、ベテランの弁理士が講評やアドバイスを行います。中堅・新人間で議論することで、実務能力を向上させています。

所内研修会のテーマ

以下は、所内研修会にて扱ったテーマです。

2019年11月28日
・米国特許法101条について②
・US出願のクレーム作成について
・期限徒過の対処法
2019年11月14日
・米国特許法101条について①
2019年10月10日
・PCT出願について
2019年8月8日
・情報セキュリティについて
2019年6月27日
・US出願のクレーム作成について
2019年5月9日
・意匠制度の改正について②
・中小企業の軽減措置について
2019年3月14日
・意匠制度の改正について①
2019年2月14日
・米国特許における法定主題の新ガイドラインについて
2018年12月13日
・PCTの図面について
・米国の判例(クレーム解釈)について
2018年11月8日
・新規性喪失の例外規定について(日本、米国、欧州の対比)
2018年10月25日
・欧州における特許出願の手続きについて
2018年10月11日
・米国におけるIDS手続きについて
2018年9月27日
・優先権証明書の提出について
・米国における特許出願の手続きについて(日本にはない制度について)
2018年9月13日
・米国における特許出願の手続きについて
・外国出願を意識した図面の作成について
2018年7月26日
・特許情報検索について
2018年7月12日
・手数料の軽減措置について
・J-PlatPatの新機能について
2018年6月28日
・商標権侵害訴訟について
・明細書作成上の留意点(請求項の構成、課題等)について

過去に扱ったテーマ

以下は、過去に所内研修会にて扱ったテーマです。

(法令、裁判例、明細書作成実務等に関するテーマ)
・PCT手続きについて
・米国、欧州手続き(IDS、分割出願の時期的要件等)について
・アメリカAFCP(After Final Consideration Pilot Program:最終拒絶理由後の補正範囲を緩和するプログラム)について
・米国におけるソフトウェア関連発明の明細書作成留意点
・米国特許審査便覧(MPEP)の改定について
・米国における付与後レビューの審査基準の改定について
・米国におけるアリス事件後の特許適格性(101条)について
・ヨーロッパ統一特許制度について
・ドイツにおける包袋禁反言、均等論について
・中国特許法について
・インド特許法について
・韓国特許法について
・各種手続き(優先権証明書の提出、PCT出願の欧州移行時の注意点)について
・新規性の判断(日本、米国、欧州の比較)について
・各国の新規性喪失の例外規定について
・「発明の単一性の要件」、「シフト補正」の審査基準改定案について
・方式の実務(名義変更、中間登録省略等)について
・分割出願と新規事項の追加について
・プロダクト・バイ・プロセス・クレームの技術的範囲および要旨認定について
・機能的クレームの技術的範囲に関する裁判例(磁気媒体リーダ事件)について
・複数主体が関与する特許権侵害に関する裁判例について
・医療器具事件判決について
・逆転洗濯機事件判決について
・クラウドと特許
・模擬裁判
・明細書実務研修:作図のポイント、意見書の書き方、発明の捉え方、クレーム表現
・発明者面談のノウハウ、注意点について
・日本語の作文技術
・知的財産権の水際差止について(事例紹介)
・意匠:ハーグ協定関連
・商標:保護対象に色、音を追加、地域団体商標の登録主体の拡充
・色彩のみからなる商標の登録事例の紹介
・会社の「組織変更」、「合併」、「分割」の場合における特許庁に対する手続きについて
・商標便覧の改正について
・審決取消訴訟「渋みのマスキング方法」事件の検討
・PPH(特許審査ハイウェイ)について
・タイムスタンプの活用について
・模擬ライセンス交渉
・職務発明(特許法第35条)のガイドラインについて
・IOT関連の審査基準の解説
・特許出願戦略(分割出願の活用等)について
・中小企業関連(中小企業特有の制度の活用等)について
(技術に関するテーマ)
・液晶パネルの動作について
・論理回路図作成のポイント
・自動車用二次電池の開発動向、革新型蓄電池のナノ構造について
・ハイブリッド自動車技術-モータとエンジンの特性比較、ハイブリッドの各方式の比較等-
・回転電機のロータ構造について
・回転電機のステータ構造および冷却系について
・回転電機の種類および制御技術について
・燃料電池車用高圧水素タンクの基本構造、製造方法及び最近出願された高圧水素タンクの技術について
・ハイブリッド自動車に搭載されるモータ、エンジン、トランスミッション、インバータ及び制御システムについて
・リチウムイオン二次電池等の二次電池の基本原理から最近出願された二次電池の充放電制御方法について
・モータの制御について
・燃料電池パック構造
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